「聖書・教理の公開講座」

(神学校主催 共催:九州中会教育委員会)

日 時 2015年10月12日(月)11時~15時
場 所 福岡城南教会
参加費 1000円(弁当持参)
講 師 三好 明先生(旧約聖書部門講師、志木北伝道所牧師)
芳賀繁浩先生(歴史神学部門講師、豊島北教会牧師)

プログラム

11:00~11:10 開会
・讃美歌284(54年版)
・聖書 サムエル記上87~9
・祈祷
11:10~12:40 「旧約聖書・歴史書」の講義 三好 明講師
12:40~13:25 昼食(各自弁当持参)
13:25~13:30 開会
・聖書 マタイ福音書16:15~16
・祈祷
13:30~15:00 「キリスト論」の講義 芳賀繁浩講師

講師のプロフィ~ルと招きの言葉

三好 明  1961年 松山市生まれ。1989年 日本キリスト教会神学校卒業。福岡筑紫野伝道教会で牧会。 1996~1998年 韓国のAsian Center for Theological Studies Missionに留学(Th.M.課程参了)。 1998年より現在まで志木北伝道所牧師。
2005~2013年 日本キリスト教会神学校校長。日本キリスト教会神学校旧約学部門主任講師、 日本ルーテル神学校非常勤講師。
著書『講解説教 使徒言行録』全三巻(一麦出版社)ほか。

◎旧約聖書は「律法」「預言者」「諸書」の三つに分けられますが、今回は「預言書」の中の 「前の預言者」にあたるヨシュア記から列王記までと「諸書」の中の歴代誌からネヘミヤ記までを 学びたいと思います。それぞれの書のメッセージを把握して、神の救いの歴史を心に刻みましょう。

芳賀繁浩  1961年、福島県飯館村生まれ。男子高校の合唱部で宗教曲 (バードの「3声のミサ曲」とかタリスの「エレミア哀歌」とか)を歌ったのがキリスト教との出会い。 大学1年の時に蓮見和男(仙台黒松教会牧師:当時)より受洗。 学生時代に宮田光雄(東北大学法学部教授:当時)主宰の学生聖書研究会に参加。 日本キリスト教会神学校卒。神戸桜ケ丘伝道所牧師を経て現豊島北教会牧師。 日本キリスト教会神学校講師(歴史神学)。
著訳書: J・モルトマン『人への奉仕と神の国』(共訳)、 『プツァーとカルヴァン』、E・A・マッキー『執事職』(共訳)、『なぜ「秘密法」に反対か』(共著)。

◎大学時代にある先生から、 「キミは理論で行くつもりか歴史でいくつもりか」 と聞かれたことがありました。私の場合は典型的に歴史的な頭なので、キリスト論といっても 教義学的にきっちりしたお話をすることはできません。 アタナシウスからボンヘッファーに至る「キリストの証人たち」の証言を紹介しつつ、 教会が「あなたがたはわたしを誰と言うか」との問いにどう応答してきたかを、 ニカイア信条からパルメン宣言に至る信仰告白を手掛かりに考えたいと思います。 「我らが主と崇むる神の独子イエス・キリストは、真の神にして真の人」との私たちの信仰告白を、 新鮮な思いをもって言い表すための助けになることができるならこれに過ぎる喜びはありません。